オルニチンとアルギニンの関係性

オルニチンのサプリメントには一緒にアルギニンも含まれていることが多いです。
オルニチンとアルギニンにはどのような関係があるのでしょう。
ここではアルギニン自体の働きと、アルギニンとオルニチンとの関係についてご紹介しましょう。

 

アルギニンの働きについて!オルニチンと同じ解毒作用も!

 

アルギニンもオルニチンと同様にアミノ酸の一種です。
しかし、オルニチンがたんぱく質の原料にならない遊離アミノ酸であるのに対して、アルギニンはたんぱく質の原料となる非必須アミノ酸の一種です。
体内でも合成できる非必須アミノ酸の一種なのですが、アルギニンは体内で生成するための能力がそれほど高くないので、不足分を食事などから補う必要があります。
ですから、準必須アミノ酸とも呼ばれています。
アルギニンには成長ホルモンの分泌を促したり免疫力を高めたり、アンモニアの解毒作用や血流を改善するなどのさまざまな働きがあります。
子供の健やかな成長にも欠かせない成分なので、食事から十分に摂取するように推奨されています。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す効果が有名ですね。
脳下垂体から分泌される成長ホルモンには、抵抗力を高めたり傷を早く治す効果があるほか、食欲を抑える働きもあることからダイエットにも用いられます。
さらに脂肪の代謝を促進して筋肉増強にも役立ちます。
そのため、ボディビルダーなどの栄養サプリとしてもアルギニンは欠かせない成分です。
アルギニンには先ほども紹介したように、免疫力を高めたり血流を改善する効果もあるので、心筋梗塞や脳梗塞の予防にも期待されています。
肌を保湿するなどのスキンケア効果も期待できるアルギニンには、オルニチンと同様にアンモニアの解毒作用もあります。

 

アンモニアの解毒作用のオルニチン回路でオルニチンに変換!

 

オルニチンは肝臓でアンモニアの解毒作用をサポートしていますが、アンモニアも同様の働きがあります。
肝臓にはアンモニアを代謝するオルニチン回路がありますが、アルギニンもこのオルニチン回路に関わっています。
たんぱく質が代謝される際に発生するアンモニアは、身体に悪影響を及ぼす有害な物質です。
このアンモニアが肝臓に存在するオルニチンと反応するとアルギニンに変化します。
アンモニアが無害化されると尿素とまたオルニチンになります。
有毒なアンモニアを無害化して身体の外に排出するための代謝回路のことをオルニチン回路と呼んでいます。
このオルニチン回路は、さらにエネルギーを生み出すクエン酸回路の働きをサポートしています。
クエン酸回路とは、身体の中に取り入れた食物を燃焼させてエネルギーを産生する一連の行程のことです。
アンモニアの解毒作用がスムーズに行われることでクエン酸回路もサポートされ、肝機能を健康な状態に保つことが出来ます。
ラットによる実験ですが、アルギニンを投与した場合、血中アンモニア濃度が低下してことが分かっています。
また運動によっても血中アンモニア濃度が上がるのですが、アルギニンとグルタミン酸を飲み物などから摂取することで上昇が抑えられたことも実験で分かっています。
このところからアルギニンには、運動時の疲労感をもたらすアンモニアを抑制する効果も期待できることが分かります。

 

オルニチンはアルギニンと一緒に摂るのが効果的!

 

オルニチンとアルギニンは、肝臓のアンモニア解毒に関わるオルニチン回路で働いています。
オルニチンのサプリメントにアルギニンも同時に配合されているのはそのためです。
アルギニンが体内に入ると、まずオルニチンに変換されてしまいます。
それではアルギニンの成長ホルモンの分泌を促進したり血流を改善したりといった効果が発揮されません。
アルギニンの効果を十分に発揮させるために、オルニチンに変換されないようにオルニチンも同時に配合しているのです。
オルニチンとアルギニンを一緒に摂れば、オルニチンに変換されるアレルギンの量が減りますから、アルギニンの他の効果が期待できます。
アルギニンもオルニチンも体内で合成できる必須アミノ酸ですが、先ほども紹介したように体内で生成される量が少なく、また年齢とともに生成量も減少していきます。
少なくなる前に外側から十分に補ってあげることが大切です。
どちらも成長ホルモンの分泌に関わりのある成分で、不足すれば老化も促進されてしまいます。
アルギニンは鶏肉や大豆、ゴマや高野豆腐などに多く含まれていますが、オルニチンと同様に食べ物からだけでは十分な量を摂取できません。
サプリメントも賢く利用するのがおすすめです。

 

アルギニンがあればオルニチンは要らない!?

 

オルニチンと同様にアンモニアの解毒作用や成長ホルモンの分泌に関わっているアルギニンですから、アルギニンがあればオルニチンは必要ないのではと思ってしまいます。
肝機能の向上や脂肪燃焼効果や筋肉増強、美肌やアンチエイジング、免疫力アップまで幅広い働きが期待されるアルギニンがあればオルニチンは補えると思えます。
しかし、アンモニアやアルコールの解毒作用についてはオルニチンの方が優れています。
肝臓のサポートについてはオルニチンの方が有効ですから、アルコールが好きな方にはオルニチンがおすすめです。

 

アルギニンもオルニチンも、アンモニアの解毒作用で肝機能をサポートするという同じ働きがあります。
ただ肝機能のサポートではオルニチンの方が有効で、アルギニンを摂る際にはオルニチンも同時に摂るのがおすすめです。

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